大阪産業大学工学部交通機械工学科 > 学科紹介 > 研究室紹介 > 自動車構造装備研究室

自動車構造装備研究室紹介(荒木一雄・大仲英文)

卒業研究テーマと概要

・PBLによる工学研究のあり方について

 近年、PBL(PrQjectBaSedLeaming)と呼ばれる実践を重視した教育手法を取り入れる教育機関や企業が増えている。従来の教育方法である講義・授業といった手法では、学習者は教育者の話を受動的に聞くだけで、教科書で得られるような知識しかつかない。本研究では、従来教育では養いにくい実践力やコミュニケーション能力等を向上させるために、PBL教育のより効率的な実施方法を確立することを目的としている。昨年度は、行動心理学の観点から人間形成に必要とされる因子と能力の関係について調べた。その結果、多種多様な能力が人間形成に大きく関わっていることがわかった。そこで、今年度はこの人間形成に関わる各種能力と社会が必要としている実践的な能力について調べ、なかでも社会人や成人としての人間形成に、とくに必要とされる能力を抽出した。つぎに、これらの能力をより向上させるためのPBL教育の手法について、過去に試案した実施方法を基に検討した。

・FEMによるゴムブロックの力学的特性の解析

 自動車は現代社会において必要不可欠なものとなっており、その中でもタイヤは重要な保安部品である。タイヤは路面に接地する唯一の部品であり、荷重の支持や路面への動力伝達そして衝撃、振動の緩和等の働きを担い、操縦安定性や乗り心地、燃料消費率や騒音など車両性能に与える影響は大きい。本研究では、タイヤのトレッド部を構成するゴムの力学的特性を知るための有効な手段である有限要素法を用いて解析を行った。今年度は、ゴムブロックの厚みおよび接地面の形状の影響について、ゴムブロックを様々な移動方向にすべらせたときの摩擦力の変化を解析した。